湯沢のマンションオーナー様から内装工事のご依頼で気づいた事

柳瀬畳内装とは、どんなお店なのか?さらっとご紹介します。

柳瀬畳内装
柳瀬畳内装

柳瀬畳内装は、個人の店ですので湯沢町では、ほとんどの方はご存じないと思います。お店は私で3代目となりました。父の代まで畳工事専門でしたので地元では知られていますが、内装工事のお店としては認知度は低いかもしれません。私の代から内装工事や襖や障子・網戸張替え工事を手掛ける様になりました。それと同時によく分からなかったブログを2007年に知人の勧めもあって始めてました。慣れてきた頃にホームページを自作で運営しながら今日に至りまして今年改めましてHPをリニューアルいたしました。畳工事関連では湯沢町や苗場などのホテルや旅館さんとない事お付き合いがございますので、地元と同じくらいの馴染みのある地域です。お付き合いしています業者さんのご紹介も頂きながら内装工事の信用を積み重ねて参りました。畳工事と内装工事はとても関連性の深い職種ですので、協力業者様のご協力を頂きまして多くのお客様から声を掛けて頂ける様になりました。
私が畳修行時代に経験したエピソードを紹介しているページがありますので、もし、良かったらご覧ください。

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柳瀬畳内装3代目

畳工事や内装工事をインターネット検索で探すお客様のために

私も最初は、インターネットって何?ブログ?みたいなところから入りました。ブログも何を書けば良いのか分からなくて日記みたいなものを書いていたように思います。右も左も分からない状態で始めましたので問い合わせもゼロのまま数年が経っていました。現在もどれほど専門知識があるわけではないのですが、何でも数年していると出来るようになるもので、お客様が何に困っているのか考えるようになってから、書ける話題が思いつく様になり自分なりにブログ発信を続けてきました。
https://koidehan.com 「魚沼市で頑張る!畳&内装職人のブログ」

私は、畳職人であり内装職人でもありますが、職業の知識が当たり前すぎてお客様が何に困っているか以外に分からない事に気が付いて記事が書けなくて困った時期がありました。職人は、黙々と仕事をする生き物ですので、お客様と接する機会がないと中々気が付けななと感じました。若かった当時の私は、仕事の内容はお客様が知る必要はないし、いい仕事をしていればお客様は満足するというような意識だったのではないかと思います。これではお客様のお困りごとには気が付けないですね。とは言えどうすればいいのか分からりませんでした。でも固定観念で固まっていた頭をぶっ壊す出来事があってから考え方が変わりました。

お客様に分かりやすい説明の研究に目覚めたキッカケがあります。

キッカケとなる出来事がありました。それはあるハウスメーカーの入りたての監督さんから畳についての一言でした。私が当時入れた畳の和室で大きさの異なる和室が3つありました。2つは続き間の和室6帖が2間、座敷と茶の間の続き間で、もう一つは和洋折衷の6帖の和室で和室としては間が崩れた適当な和室でした。前に書いた2間の和室は畳のルールに従った作られた通常の和室ですので畳も通常の大きさで敷き込まれています。しかし、和洋折衷の和室は通常の6帖間の間取りの寸法に仕上がってない和室に畳を敷き込みますので、通常の大きさで入っている和室の畳とは大きさが違います。そこで違和感を感じた監督が電話越しに質問してきましたので、私もなぜそうなるか応えようとしたのですが、上手く答えられなかったわけです。唖然としました。私としては当たり前の事過ぎて言葉が出て来ませんでした。私は言いました。こんな和室を作ったのはあなたの会社でしょ。和室の間としてはルール違反の畳の部屋を作っているわけです。その和室に均等に畳を入れるのが畳職人ですので、少し間をおいて、どうしてこういう畳になるのか説明しました。図も作り説明しました。私が説明した相手は建築の勉強をした監督さんです。建築の勉強をしてきた監督すらわかっていない事が衝撃的でした。こんな事すら知らないなんて!建築現場の監督が!少し落ち着いて一通り全部説明した後に監督に言いました。こんな初歩くらい勉強しなさいとアドバイスしました。この出来事は私の頭の考えを一変させた出来事になりました。現場監督すらわかっていない事を一般のお客様が知ってるわけないと思い知らされました。私は、このことがキッカケになってお客様から尋ねられた事以外にも関連される工事の説明と商品の説明をお客様が分かりやすく理解できるように説明するようにつとめました。今となっては、あの経験があって今の私があると思っています。

一昔前の説明で「これは、こう言うものです!」は通用しません!

私の前の世代の職人さんが、お客様から何か聞かれた時の一言は「これは。こう言うものです。」「これは、しょうがない。」という決まり文句がありました。これは全国的に使われてきた応酬話法だったかもしれません。私は新潟県の出身です。修行先は関東でしてきましたが、この地域でも親世代の職人のほとんどが同じような言葉を使っていました。これも一つの伝統的に受け継がれてきたものだと思っています。昔の職人さんは、仕事を覚える時は、今のように手取り足取り教えてもらったり、仕事の説明をうけたりなんてことはなく。親方の仕事を見て仕事を身に叩き込んで身につけた来たわけですから、各々の身に着けた感覚もそれぞれ違いがあると思います。今とは覚え方が違うのです。簡単に言いますと「これは、こう言うものだ!」という考え方で仕事をを叩き込まれて必死に頑張ってきた職人さんなのです。職人の技術を身に着けるという事は簡単な事ではありません。逆に今、そのような環境では現代社会の若い人は、とてもついていけないと思います。厳しい環境で技術を修得することは。今の時代でも大切ですが、お客様の気持ちを置き去りにした仕事は今の時代では成立しないという事を現代の職人さんは肝に銘じて行かなくてはならないと思います。昔の叩き込まれるような厳しさに耐えながら仕事を覚えるよりかなり簡単な事のように感じるのは私だけではないと思います。喜んでお客様に寄り添って仕事をさせて頂いて、喜んで頂きましょう!

まとめ

お客様のお困りごとは、何なのか?インターネットの普及で色々な事を調べたり、探したりできるようになりました。私の職業の範囲でお客様のお役に立つには、どうすればいいのか?私の場合は、あまりに衝撃的な出来事がキッカケでした。私が分かることはみんな知ってる、ではなく皆が知らない。という考え方からいかに分かってもらえるように努力するかという事に尽きると思います。もっと分かりやすく例えれば、突然、不自由になったからだをリハビリで使える体にしていく様なものだと感じました。日常生活に困らない頭はあるけれど、お客様の立場に立ったものの見方が出来ない障害を患った私にはリハビリがする必要があるのではないかと自覚するようになりました。お客様の思いに気づくにはどうすればいいのかというテーマについて書いてみましたがあまりに深い内容なのですが、長くなりますので、この辺で締めてさせて頂きたいと思います。長々、お付き合いいただきましたありがとうございました。

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