新畳工事には縁付き畳と縁なし畳この2つだけ覚えて!

新畳工事についての基本については、前のブログで解説をさせて頂きましたので「一体どんな工事なのか?」を知りたい方は、畳工事とは?を分かりやすく解説します!から内容をご確認頂きたいと思います。畳工事の基本についてのみ解説していますので、ご理解いただけると思います。

新畳工事は縁付き畳と縁なし畳だけ押さえていればOK!

前のブログで、大まかな畳工事についてご理解いただいたら、もう一歩深い内容にステップアップしていきましょう!もう一度いますと新畳工事は、各種畳工事の中の工事の一つでしたね。そして、新畳工事で作る畳には、縁付き畳と縁なし畳があります。もし、あなたが、和室のある新築住宅を建てたとしましょう。その時に、あなたの和室にはどんな畳を入れたいと思いますか?縁の付いた畳でしょうか?それとも縁のない畳でしょうか?あなたの夢のマイホームを大工さんが一生懸命に建ててくれました。

新畳工事の仕様についてアドバイスしてくれます。

例えば、あなたが依頼した建築の会社がハウスメーカーさんの場合だったら、コーディネーターと呼ばれる方がいると思います。その方が畳の仕様について、聞いてくると思います。例えば、縁付き畳にしますか?縁なし畳にしますか?と尋ねてくると思います。縁付き畳の場合でしたら使う畳表や畳縁について尋ねられると思います。一方、縁なし畳の場合は畳表と畳のサイズについて尋ねられると思います。

縁付き畳の場合は、お好みの畳表と畳縁を決めましょう!

縁付き畳に決められた場合は、畳表と畳縁の見本からお好みの商品を選んで頂くことになります。畳表と畳縁については、品数も多いのでそれぞれのハウスメーカーや工務店で差異はあると思いますが、ご予算に応じてのラインナップが用意されていると思います。迷った場合は、コーディネーターさんのアドバイスも参考にしながら選んで頂ければと思います。
当店では、取り扱いの畳表(天然い草・和紙表)と畳縁のオリジナルの見本をご用意しています。お客様のご予算とご希望に合う商品をご提案させて頂いています。※畳表には天然い草の畳表とカラーバリエーション豊富なダイケン健やか表(和紙表)がございます。

縁付き畳に使われるの畳表をご存じですか?

縁付き畳で使われる畳表は、引き目(ひきめ)表と言う畳表を使います。縁付き畳用に織られた畳表が引き目表という事だけ知っておいてください。畳表には、天然い草表と化学表と言われる和紙製表・プラスチック製表があります。どちらの畳表も多くの商品があります。詳しくは別の章で解説いたします。


新畳工事において、畳表と畳縁が決まればお客様にとっての畳のオーダーは終わったと言えます。通常、どこのハウスメーカーさんや工務店でも標準畳工事費がございます。使用する畳床についてもその標準畳工事費内の品物を使います。しかし、お客様のご希望で使用したい畳表や畳床・畳縁が予算をオーバーするとオプションという形で追加工事をすることもできます。
※通常の場合、工務店やハウスメーカーの新築住宅での標準新畳工事では、畳床と畳表が決まっていますので、畳縁を選ぶだけで良いケースがほとんどだと思います。

縁なし畳の場合は、畳表と畳のサイズを決めましょう!

縁なし畳は縁付き畳と違い縁がありません。決めるのは畳表(天然い草表と化学表)と畳のサイズ(1帖サイズ・半畳サイズ)をどうするのかを決めて行きましょう!
畳表は、縁付き畳用の畳表があるように、縁なし畳用の畳表があります。天然い草の畳表では、琉球表(りゅうきゅうおもて)と目積表(めせきおもて)の2種類、そして、その2種類の畳表を模して作られた化学表があります。この畳表は縁なし畳用に織られた畳表です。※1帖タイプ(約176cm×88cm)半畳タイプ(約88cm×88cm)

詳しい内容は、ここでは省きますが、琉球表と目積表は見た目が違うのが分かると思います。生産される地域とい草の品種が違います。琉球表は昔から縁無し畳用の畳表として利用されてきました。目積表は、縁付き畳で使われる畳表と同じい草を縁なし畳用に織った畳表で、一般的に出回っている縁なし畳はこの目積表が使われています。価格の違いはどうかと言うと圧倒的に琉球表の縁なし畳の方が高価ですが、出回っている縁無し畳のほとんどが目積表を使った縁なし畳です。仕上がりも綺麗で価格も琉球表の縁なし畳に比べて圧倒的にリーズナブルな価格なのでとても人気です。

人気に乗るなら半畳サイズ!個性を出したいなら1帖タイプ!

縁なし畳で作る場合、圧倒的に多いのが半畳タイプの縁無し畳です。やはりカッコいいしアレンジの幅が広いのでかなりの人気を誇っています。説明よりも、当店の一部の工事事例の写真を見て感じて頂ければと思います。
半畳タイプの縁無し畳


1帖タイプの縁なし畳

縁付き畳や縁なし畳の畳工事をしてきて感じたこととは?

これまで、縁なし畳と縁付き畳工事について簡単に解説をしてきました。これまでの解説の中でお話してきましたが、縁付き畳と縁なし畳では使う畳表が違いますと解説してきました。それは、畳職人という畳の専門家という立場で解説をしてきました。基本という畳の型の話をしてきました。ですが、インターネットの普及と畳の素材そのものも開発が進んだこともあり、色んな発想も生まれ、個性を出しても良いのではないかと言う考え方もあって、畳に関しては昔から形も色も変わらずここまで生き残ってきた畳でありましたが、色鮮やかな畳表の登場などもあり、若い多くのお客様からの相談や問い合わせで、畳の種類にとらわれない畳づくりの経験から基本は基本として、様々な提案やアドバイスをすることが出来るようになれた事に感謝しています。

まとめ

新畳工事の2種類の畳工事、縁付き畳と縁なし畳について解説させて頂きました。基本的には昔からの伝統としてそれぞれの工事で、材料を選び縁付き畳と縁なし畳それぞれの仕上がりの違いを明確にご紹介したかったので、伝統的な畳の工事と畳表や畳縁など解説させて頂きました。最後には、特にカラーバリエーション豊富な畳表の登場で、畳がより自由になって来たと思います。もっと言うと、これからの畳は、畳職人が一方的に型をお客様に押し付けるのではなく、畳について先入観のないお客様が柔軟な発想でまずは職人にそのボールを投げてもらい、それに応えられるように取り組み、改善が必要な時にアドバイスをするという形で良いのではと思っています。今では、私の方が自由な発想をもってお問い合わせしてくださるお客様にとても刺激をもらっています。

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