畳工事とは?を分かりやすく解説します!

一般のお客様に畳工事とは?と聞いた時に明確な答え方が出来る方は中々の方だと思います。しかし簡潔に応えられる方は少ないのではと思います。建築現場の監督さんでも明確に応えられないわけですので一般の方が答えられなくても恥ずかしい事ではありません。この章では、畳工事について分かりやすく解説をしていきたいと思います。是非、この章を参考にして頂きまして、あなたの希望される畳工事は何なのか?また、これから新しくやってみたい畳工事は何なのかを知っていただきたいと思います。

縁付き畳と縁無し畳に照らし合わせ各工事を理解しよう!

畳には完成品として大きく2種類の畳があります。それは、縁付き畳と縁なし畳です。

現在では、若い世代の縁なし畳の人気から畳についての解説で縁無し畳を蚊帳の外に置くことはできまくなりました。しかし縁付き畳と縁なし畳とでは少々作り方が異なりますので、縁なし畳には向かない畳工事もあります。ここでは一遍に解説しますと訳が分からなくなると思い、以下の解説は縁付き畳を例にして各畳工事を解説してまいります。

畳工事には、どんなものがあるのかを知る前に畳の構造について解説します。以下の図を参考にしてください。

畳の構造

畳の構造は、分かりやすく解説すると大きく3つのパーツから作られています。

  • 畳床(たたみとこ)畳の芯に当たる土台です。最も大事なパーツで大切に使うことで何十年も使うことが出来ます
  • 畳表(たたみおもて)よくゴザと呼ばれるパーツで畳工事ではこの部分を交換したり、裏返しにして利用します。
  • 畳縁(たたみべり)よくフチと呼んでいます。畳表を新しく交換したり裏に返したりするときに新しく交換するパーツ。

畳はこの3つのパーツから作られていることはご理解いただけたと思います。ここを理解していただくとこの後の各畳工事について納得いただけると思います。それでは各畳工事について解説いたします。

畳の工事には、次の3つの工事があります。
1.新畳工事・2.表替え工事・3.裏返し工事があります。ぞれぞれの畳工事を詳しく解説をします。

新畳工事とは?どんな畳工事なのか?

新畳工事とは、上の図で紹介しました3つのパーツがありましたが、畳床・畳表・畳縁これらすべてが新品で作られた畳の事です。例として、新築の際に入れる畳や古くなった畳を処分して新しい畳に入れ替える時に作る畳を新畳と呼び、その際の畳工事の事を新畳工事と呼ぶます。追記として、縁無し畳の場合は畳縁はありません。

表替え工事とは?どんな畳工事なのか?

表替え工事とは、畳表と畳縁この2つのパーツを新しく交換する畳工事です。畳床はどうするのかと言いますと、そのまま残し隙間等があれば修理をして新しい畳表と畳縁を付けて畳を作る工事を表替え工事と呼びます。見た目は新畳と変わらなりませんが畳床をしっかり修理を入れることで新畳のような仕上りになります。

裏返し工事とは?どんな畳工事なのか?

裏返し工事

裏返し工事とは、正確に言いますと畳縁だけを新しくする畳工事で、既存の畳表もそのまま使用しますが、今まで表面にあった畳表の面を裏返して、今まで裏側だった面を表側に返す畳工事の事です。畳床は表替え工事と同じようにその際に修理をします。
※畳表は、表面・裏面、両面使えるようになっていますので、裏返し工事という工事が出来ます。
ワンポイントとして、裏返し工事は賞味期限みたいなものがあります。表替え工事や新畳工事をした年から5年から7年以内に工事をすると綺麗に返せます。普段の畳の使い方や工事の際に使う畳表のグレードで裏返しをした際の綺麗さに差があります。

ここまでの解説の中身は、まだまだ畳の代表格の縁付き畳を例にして解説をしてきました。縁無し畳の工事の場合は、この章のさわりでも紹介しましたが、新畳工事と表替え工事で利用をして頂きたいと思います。裏返し工事に関しては、畳表の構造上、仕上がりの部分で避けた方が良いと私は思っています。

近頃では、縁なし畳の人気が高まっています。この人気の高まりは何故かと言うと今までは、畳と言えば畳表は天然い草を使用した縁付き畳・縁なし畳が主な材料でしたが、化学表(和紙表・プラスチック表)が出てきてからハウスメーカーが展示場で使い始めて、一般ユーザーに広く伝わったことで、カッコいいしお洒落な畳の認知が広がったのだと思っています。化学表は天然い草と違いカラーバリエーションが豊富なので特に若い世代の中で徐々に人気が高まってきた縁なし畳にカラー表を組み合わせる事で一気に縁なし畳の人気が高まったと認識しています。この章では、簡単に触れることにして、縁なし畳と縁付き畳についての詳しい解説につきましては別の章で解説をさせて頂きたいと思います。

まとめ

畳の構造についてや、各畳工事の内容をご理解いただけたでしょうか?畳を構成している各パーツの名称について、ご理解したうえで各畳工事の内容を読み進んで頂くと理解しやすくなったのではないでしょうか?ここでは縁付き畳を例にして解説させて頂きましたが、縁なし畳についても盛り込んでしまうと難しく思われると思い分かりやすい縁なし畳を例にしてみました。分かっているつもりでも、聞かれると答えられない畳」について基本の「き」について書きました。畳は日本固有の敷物で日本人には無くてはならない物だと私は思っています。若い世代へ畳に関する理解を深めて頂きたくて書き進めて来ました。その他の畳についての解説は別の章にてご紹介させて頂きたいと思います。ここまで、読み進めて頂きまして誠にありがとうございました。

好評につき今年も包丁研ぎサービスを実施中!!

奥様必見!畳替えや内装工事の際に包丁やハサミの研ぎサービスをご利用しませんか?当店で各種工事をさせていただきましたお客様には無料で包丁・ハサミを研いでお返しいたします!通常包丁が一本500円が⇒0円!!是非ご利用ください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。 もし、今回の記事をお読みいただきまして気に入っていただけましたら ランキングのクリックやSNSのフォローをお願い致します。 皆さまのご意見がとても励みになりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
クリックお願いします↓↓↓