最近、上敷きを敷きっぱなしで何十年という畳の張り替え工事を立て続けにしてきて思ったことは、私たち畳職人が畳についてお客様にしっかりと畳の扱い方について説明してこなかったのではと思って、ここにきて改めてお客様に教えてもらう機会が多々ありましたので、ここでは、畳と上敷きそしてカーペットの相性について書いていきたいと思います。

 

 

 

オーダーサイズで綺麗に畳の部屋にきっちりと、隙間なく敷かれるお客様もいらっしゃいます。

何故、畳の上敷きやカーペットはしない方が良いのか?

この、1週間に同じようなケースのお客様の畳の張り替えを数件させて頂きました。それは畳の上に上敷きと言われるご座やカーペットを敷いているお客様の畳工事で感じた事がありましたのでここでご紹介をさせて頂きます。畳って畳表も畳床も元々は植物で出来ていますので、湿気の多い日は畳全体で湿気を吸ってくれます。逆に乾燥している時には畳の湿気を外に出してくれたりと、畳自体がお部屋の湿度を調整してくれる機能を持っています。
ですが、そこに上敷きやカーペットを敷きっぱなしにしますと畳が呼吸しずらい状態になりますので、当店ののお客様には「畳に上敷きは出来ればやめてください。でもどうしても敷きたい場合には裏返しが終わって色が焼けて茶色になってからにして」とお願いしますが、お客様の都合もありますのでそこは柔らかくお願いしています。
では、何故しない方が良いのかと言いますと、表替えをしてすぐに上敷きをを敷いてしまうと畳の呼吸を妨げることになりますので、数年この状態にしますと裏返しが出来なくなる時もあります。折角高級な畳表を使って表替えをしても裏返しが出来なくなるともったいないですよね。

お客様の方も綺麗な表ですので焼けるのを何とかしたいと思ってホームセンターに行かれると思いますが、畳にとっては良くないので、出来れば敷かないでほしいです。また、上敷きなどを敷きっぱなしにすることで、上敷きの下の畳の状態が全く分からない状態になりますので上敷きの状態しか目に入らなくなりますので知らない間にゴミやダニなどの温床にもなりかねません。そして、畳自体も数年たってくると自然に敷き間が出来てしまうのでその状態を長年放置しますと修理自体が出来なくなってしまい、畳自体をまた新しいモノに入れ替えしないといけなく成りますとかえって高いものになってしまいますので、畳は自然の状態で使って頂きたいと思います。

一年に一回は上敷きやカーペットを剥がして掃除してもらうのが良いと思います。

畳工事は畳の隙間や畳の凸凹をとにかく修理する仕事です。

新畳はその部屋に合うように隙間なく採寸して畳を納める畳工事です。ですが数年たってくると少しづつ隙間があいてくるようになります。畳工事の順番からいうと次の畳工事は裏返しという工事になりますのでその時に隙間を修理して再び隙間が無いように畳を納めるわけです。裏返しの次は表替えになりますので、そこでも小さな隙間をしっかり修理して隙間無く納めます。また、長年私たちは畳の上で生活しますので畳の面の凹凸の修理も隙間の修理と同様に大事な畳屋の仕事です。


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